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NOHARAがわかるショートストーリー

short story #5

誰もやっていないことも、やる。

お仕事のご依頼にはさまざまな形態があります。大半は、製品メーカーなど大元のクライアントが図面を引き、使う素材も決めた段階で、私たち成形メーカーの元に来るケース。NOHARAでもこうしたオーダーをいただき、製品化のお手伝いをしていますが、イチから考えなければならないご依頼も少なくありません。

例えば、かつていただいた「タイムレコーダーの金属部品を樹脂化したい」という相談などはこのケース。この時は、製品の使用状況を徹底的にリサーチし、使用場所や頻度などさまざまな観点から条件に合う樹脂材料をパーツごとにピックアップしていきました。候補に挙がった樹脂の特性を実測し、コストに見合うものを絞り込み、最適な金型構造も検討。頼りになるのは、これまでの経験だけというまさに手探りの状況でした。最終的に、これぞという材料で作成した試作品でトライアンドエラーを重ねた末、晴れて樹脂部品は量産化され、最終製品の一部となります。

「パーツも多いし、場所によって求められる機能も違います。それゆえ機械と樹脂の間に立って、双方の役割を一つひとつ聞き取るような私たちの仕事が、最終的に製品の質を左右します。責任は重大です」(束原社長)

金属部品の樹脂化の依頼は、そう珍しいことではありませんが、社長の束原が言うように、依頼のあったタイムレコーダーは手探りで取り組んできた思い入れのある製品。だから今後、モデルチェンジがあったとしても樹脂部品の成形はずっと任せてもらいたい、という思いで取り組んでいます。

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