人はなぜ、NOHARAに相談するのか?
「樹脂についての相談は、聞かずにはいられない」
社長の束原がそんなスタンスなので、NOHARAには実にさまざまな相談が持ち込まれます。
「他社にお願いすると、どうしても樹脂の平面にくぼみができてしまう」
このような相談には、原因を説明して対処法をアドバイスするだけではなく、よりよい作り方まで提案してしまうこともしばしば。困っている人には、ほかの仕事を後回しにしてでも真剣に考え抜く、というのが束原社長の信条。多くは無償対応で、お得意様にはもちろんのこと、人づてで初めてここを訪れたお客様にも同じスタイルを貫いてきました。相談に応えた数だけ樹脂加工のノウハウは溜まり、いつしか少し話を聞くだけで顕在化していない問題も指摘できるようになりました。
長さ30cmの部品をまっすぐに仕上げてほしいという依頼があった時も、話を聞いただけでプロセスの問題に気づきました。フラットな金型を作っても、樹脂の性質上どうしても完成時に樹脂は反り返ル事があります。だから最初から0.2mm膨らませて金型を作れば、仕上がりはまっすぐになると指摘。「コロンブスの卵」のようなエピソードですが、実際に束原社長の言う通りになりました。
こうした問題解決の実績はいつしか樹脂の特徴を知り抜くNOHARAの引き出しの多さとなり、現在展開しているコンサルティング業務へとつながっています。